ずんだシェイクのブームと類似品の数々

何年か前にマツコ・デラックスがテレビで絶賛した仙台の「ずんだシェイク」ですが、マツコ・パワーで一気にブームに火が付き、販売元であるずんだ茶寮は、あっという間に行列の絶えない人気店になってしまいました。

私もそのテレビを偶然見ていたので、「最近はそんなものがあるのかぁ」と思い、少し興味は湧きましたが、その後試す機会も訪れず、半ば忘れたまま時が過ぎていきました。

ずんだは昔から、「宮城県民は大好きだけど県外の人には嫌われ者」という印象が強いご当地名物だったので、ずんだシェイクが新幹線口の近くで飛ぶように売れていく光景を見たときには、少なからず驚きました。

※夏場のずんだシェイク売り場

嫌いな人が多かったはずなのに、テレビの影響力って本当にすごいものだと感心してしまいました。特に影響力の強いマツコ・デラックスのテレビでの発言からなので、その勢いはすごいものだったのだと思います。

最近は寒くてシェイクを食べ歩こうなんて気になる人も少ないらしく、ずんだ茶寮のずんだシェイクお持ち帰りコーナーに、行列ができていないのを見かけたので、私もブームに乗っかって飲んでみることにしました。

味はまさにずんだそのもの。これを県外の人が美味しくいただけているんでしょうか?謎がさらに深まりました。豆の風味もとても強いのですが、私には少し甘すぎて、半分を飲み終わったあたりから少し辛くなってしまいました。

そもそもずんだは、お餅やお団子に合わせるものなので、甘みはとても強いあんです。ずんだシェイクもガツンと甘く、相当お腹が膨らんでしまいました。確かに美味しいのですが、「ちょっとデザートに…」という感覚で手を出すと痛い目を見るな、と思いました。

そんなずんだシェイク・ブームに火がついてから1、2年経ったでしょうか?近頃は仙台の町を歩いていると、類似品をでかでかと宣伝しているのがしばしば目につくようになってきました。

「ずんだシェイク」とは謳えませんから「ずんだソフト」だったり「ずんだスムージー」なんていうのも先日見かけました。

そして今日見て驚いたのは、スイートポテト専門店で全国的に有名な「ら・ぽっぽ」でのずんだ関連商品です。「東北限定!」と書かれた大きなのぼりが店先に出されていました。

いつの間にか仙台は、一大観光都市に変わりつつあるようです。道を歩いていても、観光名所への道順の矢印が英語の表記とともに出ていたりするのを、とても頻繁に見かけるようになりました。

ずんだで町おこし、ということなんでしょうか。仙台の町が活性化するのは喜ばしいことではありますが、なんだか古き良き老舗が守り続けてきた伝統の味は、おざなりにされていっているような気がして、少し寂しく思います。

県外から足を運んでくる観光客の方々には、ずんだシェイクより先に、まずはずんだ餅やずんだ団子を食べてもらいたいなと、陰ながら思う今日この頃です。

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